チェーンケース・オイルの交換と補充の方法                
 一般に、オイルの量は少なすぎると適切な潤滑を確保出来ず、多すぎると攪拌により
 生ずる発熱でオイルの劣化をまねき、また、過負荷による発熱で種々の問題が発生する。
 「オイルは適正量に保つ」事が鉄則である。
 S601型チェーンケースオイルの点検と補充は、S301,S211A等の様に
 レベルゲージでは判定出来ない。このため、以下の手順により行う。

  1.オイルレベルの点検 
     写真に示すようにスピードメーター・ユニットのスクリューの1本を外す。
     外すスクリューは型式により異なるので写真を参考にして判断する。
     スクリュー穴に爪楊枝等を差し込むと穴がチェーンケースに解放されて
     いるか、シールされているかは容易に解る。
     
     この孔からオイルが出てくるときは最後まで流出させる。
     出てこない時は、オイルを補充する。
     この時、流出するオイルの色に注視し、黒い色が混じったり、異物が混入
     しているときは、オイルをすべて抜き取り交換する。

  2.オイルのドレイン(排出)
     メーターユニットの最も下側のチェーンケース止めネジを外す。
     この部分からのオイルが出なくなるまで排出する。

  3.チェーンケースの洗浄
     排出するオイルの色が黒く、内部に異物が残存する可能性のある時は
     新しいオイルを注入し、後車輪を浮かせた状態でエンジンをかけ、
     15分間以上回転させた後オイルを排出させる。
     軽油、灯油による洗浄は絶対に行ってはならない。

  4.オイルの注入
     オイル注入口よりエンジンオイルを注入する。正規のオイルは SAE #30 で
     あるが、現在は入手できないので、10W-30 を使う。注入量は300 〜 400cc 
     が適量である。  
     通常チェーンケースのオイル交換は、1500km 〜 2000Kmとされているが
     オイルの色をまめに点検することにより延長しても差し支えは無い。
     ただし、オイルレベルの点検は怠らずに行い不足しているときは必ず補充を
     行うこと。     
                       オイル量の点検