S301 フォークの分解とベアリングの給油
長い間使っているとフォークの上、下にあるベアリングのグリースが
硬化してステアリングがぎこちない動きになっていないだろうか?
走行の安全に関わることなので分解してリフレッシュしてやろう。 (写真をクリックすると拡大写真又は補足説明を見ることが出来る)
| 1.フォークベアリングの構成 | ★S301 フォークベアリングは上側27個(サイズ3/16)、下側23個(サイズ1/4)のボールがそれぞれのリテーナーに収められている。 ★これらのベアリングがグリース切れになるとハンドルの動きが阻害されて走行の安定性に影響を及ぼす。 |
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| 2.ホイールの取り外し | ★ホイールについているメーターケーブル、ブレーキケーブルを外す。 ★ホイール両端のナットを緩めて溝に入っているワッシャーを動かしホイールを外す。この時、メインスタンドに板を噛ませて少し持ち上げておくと外しやすい。 ★自動車用のパンタフラフジャッキでフロントリンクを持ち上げるようにする。ホイールシャフトの代わりに長ボルトを入れておくとジャッキが噛みやすい。写真 |
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| 3.ハンドルの取り外し | ★ミラー、ハンドルカバーを外し、ハンドルのロックボルト10mm)を外す。 ★プラハンマー又はゴムハンマーでハンドルの中央部を下から叩くとハンドルが外れる。 ★メーターケーブル、配線などに損傷を与えない様に必要なコネクションを外しておく。 |
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| 4.ハンドルロックナットの取り外し | ★ロックナットは専用のスパナーを用いハンマーで叩くと緩んでくる。専用スパナーが無いときは大型の(−)ドライバーを使うことも出来るがナット側に傷が付かないように気をつける。 ★リテーナーカバーを外すとベアリングが見える。 |
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| 5.上側ベアリングの取り外し | ★上側ボールは27個入っている。注意しないとボールが落下し紛失してしまう。缶詰の空き缶の中央部に穴を開けて(写真)リテーナーにはめ込みボールが外側にこぼれないようにすると良い。 ★取り外したボールは数を確かめておくこと。 |
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| 6.下側ベアリングの取り外し | ★下側ボールは上側より少し大きいものが23個付いている。 ★ボールが飛散する確率は上側よりも大きいため充分注意し遠くまで転がっていかない様に大きなウエスなどを敷いておく。 ★フォークを持ち上げているジャッキをゆっくり下げる。 ★ボールが見えるところまで来たらとれるボールは取っておく。 |
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| 7.フォークの取り外し | ★フォークを抜くときは車体をもう少し持ち上げるかフォークを180°廻して後ろ向きにするとうまく外れる。 ★残ったボールを取り外す。 上下のボールは灯油などで洗って傷のないことを確かめておく。 |
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| 8.リテーナーの点検 | ★リテーナーに付着した古いグリス、ゴミなどを灯油で綺麗に掃除する。 ★ボールとの接触面に傷が無いことを良く点検する。 |
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| 9.ベアリングの組込−1 | ★下側リテーナーのベアリングレース部にリチュームグリスを塗る。 ★1個づつ丁寧に大きい方の方のボールを23個並べる。 ★ボールに傷等がある時は新しいものに交換する。 ★並べ終わったらリテーナー部にたっぷりとリチュームグリスを入れてゴミなどが入らないようにしておく。(写真) ★車体側のリテーナーにも薄くグリスを塗っておく。 |
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| 10.ベアリングの組込−2 | ★上側リテーナーレース部にリチュームグリスを塗る。 ★丁寧に小さい方のボールを27個並べる。 ★傷のあるものは交換する。 |
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| 11.フォークの取付 | ★外したときとは逆順でフォークをジャッキに乗せてゆっくりと上げていく。 ★上側リテーナーのボールにフォークが接触するとボールが中に落ちるので注意すること。 |
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| 12.ナットの取付 | ★ベアリングシートを入れてナットを締め付ける。この時リテーナーカバーは取り付けない。 ★ナットがキッチリ締まるとジャッキを外してフォークがなめらかに動くことを確かめる。ナットの締付トルクによりなめらかさが変わる時はボールが正規に入っていないのでフォークを外してやり直す。 ★もう一度ジャッキを当ててナットを取り外し、今度はリテーナーカバーを取り付けて正規にナットを締め付ける。(写真) |
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| 14.こんなものがあるよ | ★S601,S301,S211 各車種共通 スティールボール 小(3/16) 30個 大(1/4) 25個 1,600円 送料200円 |
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